ゴンタ帰宅

明日からの取材のために、お世話になっている人たちに「行ってきます」
メールを作成、午前5時前に一斉送信しようとしたが、
何度も送信エラーが出て、てこずった。
間もなく、「同じメールが3通来たよ」「4通来たよ」という返信が
帰ってきた。
送信エラーは全部、ちゃんと送れていたらしい。
朝っぱらからお騒がせして申し訳ありませんでした。

朝方、一時間半ほど眠って、父に起こされた。
階下を覗き込んだら、父の側にゴンタがいた。
二晩迷子になった挙句に、帰り着いたらしい。

父が出かけた後、午前8時半頃、私もバス停に向かう。
バスで空港へ。
羽田行き13時15分発、14時55分着で定刻よりやや早く着いた。
大邸宅到着は午後4時過ぎ。
新入居希望者が見学に見えていた。
午後5時前、銀行と池袋の外貨ショップへ。
さらに書店へ。
週刊読書人(参照→ http://www.dokushojin.co.jp/)は260円
のはずなのに、なぜか無料でくれた。
新潮45(新潮社)(参照→ http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/)に
東長崎機関加藤健二郎代総裁が、チェチェン人から見た「プーチン
という記事を寄稿していた。
距離0メートルから見たシャミル・バサエフの素顔については
さすがに面白かったが、結論を読んだところでやれやれと苦笑する。
チェチェン人はこの300年間、何も学ばず殺し合いだけを繰り返した
愚かな民族」というのが、加藤さんの結論だ。
もちろん、チェチェン人よりも要領のいい、歴史の中で賢く
立ち回ってきた民族は、いくらもいる。
ロシアや英国などの列強が征服して来ても、すばやく取り入って、
屈服しつつも実利を取りこぼさない人たちだ。
都会的なセンスを持ち合わせた世渡り上手で、チェチェン人のような
険しい山岳地帯のどいなかに取り残された頑固者とは雲泥の差だ。
それで、彼らはもちろん賢く、チェチェン人は愚か…それで話は終わり。
そんなことは最初から分かりきっている。
チェチェン人やアフガン人のように、歴史の中で上手に立ち回れない、
要領の悪いがために、常に辺境に押しやられ、少数派となり
常に侵略に晒される民族は世界各地にいる。
その上でどうすりゃいいの、というが今の問題なのだ。
そういうアフガン人の戦いは、現実にはソ連崩壊に繋がった。
加藤さんが言いたいことは、
「彼らはバカでした。賢い私たちは関係ありません」
ということなのか?