“In This World”試写会

映画“In This World”の試写会に招待されたので、いってきた。
参加者は5人しかいなくて驚いた。
一般公開前試写会ではなくて、これから宣伝を始めるという
アミューズピクチャーズ社が、宣伝方針を決めるための試写会だったのだ。
正直、面白くなかったらどうしよう、と思っていたが、
映画はすばらしかった。

前に「プロミス」というパレスチナ紛争をテーマとした映画を
試写会で観たが、こちらはドキュメンタリーだといっていながら、
仕込みで構成されており、
内容はぜんぜんパレスチナ問題の核心に踏み込んでいなくて、
ただ登場する子どもがかわゆいというだけのくだらない作品だった。
宣伝協力を頼まれたが、誉めるところがなくて困った。
結局、子どもがかわゆいというだけの映画だと、
本当のことを書いたのだけど。(参照↓)
http://2.pro.tok2.com/~higashi-nagasaki/e_goods/E03-265.html

一方、この“In This World”はドキュメンタリータッチで
実話を元に構成しているが、あくまで劇映画だ。
しかし、あまりにリアルなので、今にして思い出しても、
どの場面が台本通りで、どの場面が台本なしにそのまま撮ったものか、
あるいはたまたま写ってしまったものか、区別がつかない。
「プロミス」とは違って、できる限り多くの人たちに観て貰うべき
すぐれた作品だと思う。

とりあえず、プレスリリース用の資料を作らなければいけないとのことで、
私はその資料用の説明文を担当することになった。
誌面に自分の名前が出ない、いわゆる「ライター業」は実は私は初めてだ。
でも、わざわざ指名して仕事を依頼してくださったのだから、やる。
イラク取材後の雑事が終わって、ヒマになったつもりだったのに、
仕事が入った。
ありがたや。
ありがたや。