公安警察の皆さんへ(その2)

イスラム世界のほとんどの地域で、
日本は今も希望の星であるかのように見られています。
有色人種でありながら、欧米に対抗・凌駕できる技術力と経済力を持ち、
そして、ムスリムと歴史的に対立してきませんでした。
イスラム世界には朝鮮半島や中国のような
日本とのネガティヴな摩擦の歴史もありません。
現代でも、中東諸国との関係で、日本は米国の外交と一線を画し、
イラン・シリアを含め、ほとんどの国と友好関係を保ち続けました。
その実績が無駄になろうとしています。
CIAの手前、点数を稼いで見せたいという短絡的な発想で、
あなた方が無駄にしようとしています。
ヤーセル氏がどんな民主的な思想を持ち、
今後もテロに繋がる恐れがないどころか、
むしろ他のムスリムを平和的な方向に誘導するであろうということについては、
これまでのたっぷりとした内偵調査で把握しているでしょう?
あなた方がどうしようもない能なしでなければね。
あるいは、他でもないあなた方自身が
危険極まりない偏狭で狂信的な排他主義思想に洗脳されきっていなければね。

私は反権力でも反体制でもありません。
具体的な迫害さえなければ、あなた方に反対しないし、
日本とムスリムの和解と共存のためならどんな協力も厭わないつもりです。
どうか、無意味に私たちを窮鼠の立場に追い詰めないでください。