私は冗談が嫌いだ

東長崎機関サイト内のコンテンツ「それゆけテロリスト!」(↓)
http://2.hotspace.jp/~higashi-nagasaki/g_y/G40-02.html
に関して、「ふざけている」というご指摘がいくつか(多方面から複数)
ありました。
厳密に申しますと、ふざけていません。
ふざけたかのような表現を採用しています。

「ふざけている」とお感じになった方は、自分では気が付かないうちに、
このコンテンツの真の意図を理解されています。
私がチェチェン戦士たちやハワジを「テロリスト」呼ばわりしたとき、
どうしてふざけて感じられるのか、考えてみてください。
彼らが実際に、誰から「テロリスト」呼ばわりされているかも、
思い出してみてください。
米国が「悪の枢軸」と呼んだ諸国に対して。
中国がウイグル民族独立運動に対して。
イスラエルパレスチナ人に対して。
強国が少数派の抵抗運動に対して昨今使うようになった便利な言葉が
「テロリスト」です。

スニッカーズチョコレートをねだってきた」
「荷物を押しつけて、一人で先に歩いていった」
「割礼してやると、羽交い締めにしてきた」などという、
都合の悪い相手をだれかれ構わず「テロリスト」呼ばわりする
大国の姿勢を、私が真似して見せたとき、
あなたは「ふざけている」と感じたのではありませんか?
ロシアがチェチェン戦士を「テロリスト」と呼ぶことが
いかに「ふざけている」か、よく分かるじゃありませんか。

それとも、ひょっとするとあなたは、武器を持って笑っているチェチェン戦士や、
自動小銃を構えたハワジの写真を見て、
心のどこかで「これではテロリストと呼ばれても仕方がない」
とでも思って、それで不愉快になったのでしょうか?
彼らは自分たちの生き残りと尊厳のために、敢えて銃を手にしました。
銃を取らなくても問題なく生きてゆける私たちとは、
異なった環境と価値観のうちに生活しています。
あなたが私の書いたものを見て、不愉快になられたとしたら、
ひょっとするとそれは、私が「ふざけている」からではなく、
あなたが自分の中に短絡的で偏狭な「アメリカ」を
見つけてしまったからかも知れませんよ。