FRIDAY9月13日号

明後日30日金曜日発売の講談社FRIDAY9月13日号に
日本人イスラム聖戦士ハワジに関して記事を書いています。
どうぞ見てみてください。

ハワジの行動に関しては、どうしたって賛成する人ばかりとはいかない、
批判する人もいっぱいいると思います。
当然だと思います。
ところであるテレビ局は「戦後50年以上過ぎて、これほど平和な時代に、
あえて戦場へ向かう青年もいたものだ」と、ニュースの中でコメントし、
ハワジの行動に呆れ果てて見せました。
それなら、と私は問い返したいが、このテレビ局はなぜ、
チェチェン戦争のことも、それ以外の世界各地の見捨てられた紛争地のことも、
取材しようとも、伝えようともしてこなかったのでしょう。
むしろ、ハワジの出現で初めて、チェチェン戦争に少しだけ触れる機会を
与えられたというのに。
ハワジは「縁もゆかりもない戦争に首を突っ込んだ変人」かもしれませんが、
取材する責任も、伝える責任も負っているはずの人たちが
その責任を今まで一切果たさずに来ておいて、
どうしてこんなコメントが書けるんだろう、と思いました。
少なくともハワジは、彼らと違って
チェチェン戦争の深刻さに気が付いた存在です。

ちなみに、このニュースでは
「最近8人が死亡する戦闘があったばかりのチェチェン
と、説明されたニュース自体が間違っていました。
例えロシア側の発表だけを信用するとしても、
チェチェンでの戦闘の犠牲者は8人どころではありません。
たまたま見掛けた外国通信社の配信記事に、
そういう表現があったということでしょう。
チェチェンを取材せよといっても、あなた方の能力では無理だと分かっています。
しかし最低限、新聞ぐらいは読んでおくべきでしょう。
ニュースは、嘘をつく時点で100%有害なだけの存在です。
おまえたちにハワジをくさす資格はない。