ハワジが生きて帰ってくる

ハワジがグルジア国境警備隊監視所に、
チェチェン戦士に伴われて現れたのは17日だそうだ。
チェチェン戦士は自動小銃を持っていたが、ハワジは丸腰だった。
両足に軽いケガをしているが、戦闘によるものではなく、
山中で岩にぶつけた傷だという。
裁判というのは、取り調べのための拘置延長を求めるものだった。
現在、ハワジに関して問われているのは、不法入国に関してだけで、
反ロシア武装闘争に関してではない。
先にロシア当局からリークされた軍事行動中らしきハワジの映像だが、
あれは全てグルジア領内で撮影されたものだった。
おまけに、同じビデオに私も映っているというではないか。
つまり、ハワジがロシアで戦闘行為を行った証拠は、まったくない。
ロシアにはハワジの身柄引き渡しを要求する根拠はないはずだ。

ハワジに関する報道まとめ(↓)
http://www.asyura.com/2002/war14/msg/672.html
http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=020821173055X221&genre=int
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20020822k0000m030096000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/05/20020821id26.htm
http://www.asahi.com/international/update/0821/012.html

先にグルジア政府は、投降したチェチェン戦士のロシアへの引き渡しを
きっぱりと拒否した。
去年、私の身柄をパンキシに閉じこめ、
日本政府と私を困らせてくれたグルジアだが、
今回は、相手がロシアの外交問題だけに
ソ連外務大臣シュワルナゼはしっかりしている気がする。

ハワジに関しても、ロシアに引き渡すような愚行だけはまさかしないだろう。
不法入国の問題だけなら、最悪でも日本へ強制送還されて
一件落着となるのが筋だろう。
ハワジが生きて帰ってくるというだけで、十分だ。