世界報道写真展を観る

恵比寿ガーデンプレイス東京都写真美術館で昨日から始まった
世界報道写真展をギャルと観にいってきました。
入場料は一般700円のところ、二人とももらった切符でいったので、
タダでした。
911事件のニューヨークの惨状を撮った写真が、
会場入ってすぐのところにいっぱい展示されていました。
有名なジェームズ・ナックウェイの作品もありました。
そして、アフガニスタンパレスチナと、戦争の悲劇を撮った作品が続きます。
会場では、写真の一点一点についてメモ帳になにか一心不乱に書き取っている
若いギャルやギャルソンの姿が目に付きました。
写真が訴えかけてくるエネルギーに圧倒され、
ため息をついて、会場をあとにしようとして、気が付きました。
アフガニスタンの写真があれほどいっぱいあったのに、
米軍の空爆被害を撮った写真は、ただの一点もありませんでした。
北部同盟の兵士がタリバンの兵士をリンチで殺害する
惨たらしい場面はありましたが、
タリバン側から撮った作品は、一点もありませんでした。
そういえば、チェチェンの話題の写真は一点もありませんでした。
ぜんたい、撮れる場所で撮った作品しかなく、
撮れないはずの場所を、努力して訪問して撮った作品は一点もありませんでした。
観ている間は、「すごいなあ。うまい作品だなあ」
と感心しながら見ていましたが、
帰るときは、いつの間にか「タダで見れて良かったなあ」と考えていました。
それから、ギャルに置いてけぼりをくらって、
一人で高田馬場のケンタッキー・フライドチキンに入って、
45分チキン食べ放題一本勝負に挑戦しました。
でも、7個食べたところで、猛烈な胸焼けがして、ダウンしました。
昔はこんなもんじゃなかった。
寄る年波には勝てません。