偉大なる櫻井よしこ氏の偉大なる記事

薬害エイズ安部英名誉毀損で訴えられた裁判で請求棄却判決を受け、
勝訴した櫻井よしこ氏は、なにをトチ狂ったのか、もとい賢明にも、
チェチェン戦争に関しても書いている。

週刊ダイヤモンド2001年12月22日号 
オピニオン縦横無尽 426
「対テロ対策外交でのプーチンロシア大統領の見事な手腕」
http://www.yoshiko-sakurai.net/works/works_diamond_011222.html

桜井氏によると、ブッシュくんのアフガニスタン空爆に対するロシアの協力は
「ロシアの抱えていたチェチェン族との内戦に終末をもたらした」のだそうだ。
すごい新事実だ。

いやはや、ロシア、日本他いくつかの地域を除く
小学生以上の常識ある世界市民が知っていることとして、
チェチェン戦争は終わっていないものと思っていた。

また、「米英軍によるタリバン攻撃が始まるとまもなく、チェチェン族の側から
ロシア政府に和平の申入れがあった」のだそうだ。
不思議だ。
私の知る限り、チェチェン政府は99年の二次戦争開始直後から再三、
ロシア側に交渉を申し入れている。
これに対してプーチンくんは開戦から2年近く経った2000年9月に、
マスハドフと話し合いを持つ意志を明らかにし、
その一年後、代理人による交渉を持った。
米英軍によるタリバン攻撃のタイミングとどんな関わりがあるのだろう。

さらに、チェチェン人が「和平の申し入れ」をしてきた理由は、
タリバンの力が弱まり、武器弾薬、資金、人材の援助が途絶えたから」だそうだ。
櫻井氏はどこからこんな超極秘情報を入手されたのだろう?
私が自分の目で見る限り、チェチェン人にはアフガニスタン
タリバンどころでなく豊富な武器弾薬、資金が溢れていた。
戦闘ではロシア側が敗走を続けていた。

櫻井氏によると、NATOは「新たなる加盟国としてロシアを視つめ始めた」のだそうだ。
そして、「この劇的な変化でロシアの国益がどれほど増進したか。
プーチンの一連の動きは秀れた外交の一例である」と
プーチンくんを褒め称えて結んでいる。

ううむ、すごい。
さすがは櫻井氏の取材力だ。
私は空想の中でさえそんなこと考えつかなかった。
きっと彼女は最終解脱者に違いない。
だからこそもう一人の最終解脱者グレート麻原尊師を倒せたのだ。

チェチェン人は安部英と違って名誉毀損で訴えてきたりしないだろうから、
安心ですね、櫻井さん♪
でも新聞は読んだ方がいいと思うよ。