続・「パキスタン軍は第二次世界大戦期の銃を使用」

「状況は緊迫している。全面戦争にエスカレートしかねない」
陸軍中佐ムハンマド・ナワズはAFPに語った。
「小さな衝突は去年からあった。しかし今は50倍悪い」
ナワズは付け加える。
「インド軍の一般市民に対する攻撃は決して許せない。
農民は土地に戻ることもできず、小麦を収穫できない。
国民の困窮は目を覆うばかりだ」

パキスタンカシミールの北部三分の一を支配し、
インドは残りを統治している。
この地域の支配圏をめぐって、両国は三度にわたって
戦争をした。1947年のイギリスからの独立以来、
カシミール紛争に出口は見えないままだ。

◆シェルコ・アフガン通信

「反タリバン勢力400人が投降」

タリバンは15日、中部バーミヤン州で
タリバン同盟の戦士400人が降伏した、と発表した。
先月、タリバンバーミヤンを再攻略した際に
山間部に逃げたシーア派イスラム統一党の
勢力すべてが投降したという。
バーミヤンはかつてイスラム統一党の本拠地だった。

投降した反タリバン勢力の中には
バーミヤンに隣接するファルヤブ州で
タリバンに加わったものもあったという。

タリバン同盟側も大量投降があった事実を認めた。
今回の投降がマスード率いる同盟勢力への
打撃となるのは明らかだ。

タリバンはなお、バーミヤン北方の要衝ダライスーフで
イスラム統一党の戦士と血を血で洗う戦闘を続けている。
ダライスーフは事実上、中部で最後の
タリバン勢力の解放区となっている。
こうした中、タリバンは近く追いつめられたマスード派の
大規模攻撃があるものとみて準備を進めており、
タジキスタンと国境を接するタハール州北東部から
カブールに続く2つの前線に
あわせて2000人の戦士を配置したという。

タリバンは3年前にラバニ大統領派を追放して
国土の大部分を支配下に置き、
去年の夏に反対勢力の主な拠点を攻略していた。

◆反タリバン同盟の一派イスラム進歩党による
プレス・リリース

マンガン州ダライスーフでは14日の午後遅く、
タリバンが4日振りに攻撃を再開。
タリバンの攻撃があったのは、スーフ峡谷の
東西の端にあたるナラジェとハシュトレーズ、
そしてグルダラの3ヶ所。
いずれも先週反タリバン同盟が占領した地域だ。
前線司令官はタリバンの攻撃を撥ね付けたと話している。
タリバン側の被害は死亡18人、捕虜2人。
これに対し、同盟側の被害は死亡2人、負傷2人であった。