真っ白の夏

3日の都留文科大での講演は、40人ほどに来ていただきまして、本も13冊も
買っていただきました。ありがとうございました!
今年も後半に入ってしまいましたが、去年年末から今年にかけてのいくつかの
取材は、取材自体は非常にうまくいっているにも関わらず、商売としては
ものの見事に失敗続きです。特に前回のアフガニスタンは、日本ではたぶん、
唯一タリバン側、タリバン幹部を取材できているにも関わらず、週刊朝日
以外のメディアにほとんど全く関心を持ってもらえない状態です。
特にテレビ。これほど反応が悪いとは事前に予想できませんでした。
前回の取材ではオスロに事前準備に行ったことなどから経費が嵩んで赤字なの
ですが、タリバンへの取材ルートさえ造ってしまえばテレビ局がのっかてくる
だろうし、回収できると考えていました。しかし、実際には大手メディアは
タリバン側を取材することの意義など感じていないみたいです。
タリバン側への取材は友人アジマールに一緒に来てもらって初めて実現したの
で、ぼく一人でアフガニスタンを再訪してもあんまり意味がなく、かといって
ビンボ―なぼくではアジマールの再渡航費用まで負担できないので、次回は
大手メディアを企画時点から巻き込んで…、なんて考えていたんですが、
テレビ局にことごとく提案を蹴られた結果、夏の予定が真っ白になって
しまいました。
うーむ。かんだたみの世話しかすることがないよ。