イングーシ現政権退陣

FSBFSBによるFSBのためのイングーシ大統領”ジャジコフが辞任したと
聞いてビクーリしました。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081031/erp0810310932001-n1.htm
http://mainichi.jp/select/world/news/20081031k0000e030020000c.html
傀儡政権の支配が強化される一方のチェチェンでは山岳部を除いて戦闘は
なりを潜めていますが、お隣のイングーシでは毎日のように激戦だそうです。
ぼくが最後にロシア領に入った2004年の時点でもイングーシは毎晩ひっきり
なしに銃声で、大変なことになっていました。報道規制で情報があんまり
出ないものの、どうやら、そのまま戦争が続いていたみたいです。
イングーシでは誰もが英雄と称える初代大統領アウシェフの復帰を求める署名が
10万筆も集まったそうです。アウシェフにはとっても会いたかったけど、
2004年の時点では彼はメディアと会おうとしませんでした。
かつて、チェチェンで続いていたカフカスの戦争は、今ではイングーシを
中心に、カバルディノ・バルカリア、ダゲスタンなどで拡大し続けています。
ロシアの南オセチアアブハジアの独立承認で、これらの地域の独立運動
活性化すると警戒されていましたけど、ジャジコフ政権の退陣はその具体的な
動きといっていいのかなあ。