帰れる?

実は、昨日のヴァリアニ検問所のようすを見て、鬱になっていました。戦車が、今までと変わらず置かれていたのですが、キャタピラー部分をぐるりとバリケードで囲まれた状態だったのです。戦車というのはキャタピラーが急所らしいので、それを守る目的でしょう。しかし、キャタピラーバリケードで覆われているということはつまり、この戦車は動けません。固定砲台として使われている状態です。バリケードを撤去しない限り、撤退もできません。つまり、今の時点で撤退準備すら行われていませんでした。
本当に、10日までにロシア軍は撤退するつもりなのか、なんだか怪しいです。もし、撤退しなかったら、ぼくはやはり、滞在を延長すべきだよなあ。でも、延長してすることなんて、あったっけ?

今日はイスラエルカップルの旅行者がツィアラおばあちゃんちにやって来ました。去年までイスラエル人は多かったそうですが、今年は初めてだそうです。15ラリというこの民宿はインフレ激しいグルジアで最安値ですが、カップルは来るなり、「10ラリにしてくれ」と、値下げを要求してきました。
おばあちゃんはホテルを営業しているつもりはなく、単に個人的に自宅で旅行者を受け入れてるつもりなのですが、本人の知らぬうちにガイドブックに載ってしまったために、ホテルと勘違いした欧米人が殺到するようになって、おばあちゃんちょっとうんざりしています。儲かるから仕方がないんでしょうけど。