トビリシの秋

今朝からトビリシは雨です。今まで日中は30度ぐらいありましたけど、今日はぐっと涼しくなりました。
秋のグルジアというのは、楽園みたいなところです。どの村へいっても、そこいら中に葡萄や洋梨や、その他いろいろな果物が実り、手を伸ばせばもいで食べられます。その甘いことといったら、日本の果物と比べものになりません。
今回の取材でもそうでしたけど、どこへいっても村の人がきっとあなたを自宅へ招いてくれ、村の幸でご馳走してくれます。グルジア独特の宴会にお呼ばれします。ぼくはお酒が飲めないので、この国最大の自慢であるワインやチャチャを賞味できないのは残念です。
それにしても、毎年、「秋になったら、グルジアへ行きたい」と思っていた夢が、今年は叶いました。
今、グルジアは地勢学的な有利を生かして、エネルギー輸送ルートと軍事の要衝として国の生き残りを計っていますが、それは金にはなると思うけど、平和を維持していくのは難しくなりそう。
グルジアがこれから平和であり続けるには、お客さん好きな国民性を生かして、世界中の人たちを彼らの宴会に招待する観光産業の振興こそ大事じゃないのかなあ。