グルジア側で

再潜入後、ロシア軍占領地からの脱出は、泣く子も黙るカラレティ検問所経由
になってしまいました。びくびくしていたのですが、ロシア側の検問は、兵士が
サボりたかったのか、マルシルートカの中を覗かれずに済み、無事にパス。
しかし、ホッとして気が緩んだところで、グルジア側の検問で止められました。
ちょっと情けないなあと思いましたが、グルジア側は自国民がロシア占領地域
から脱出してきたところを、厳しく身分証明書チェックしていました。
ロシア側からスパイが入り込んでくることを恐れているのでしょう。
そして、ぼくについても、パスポートの情報やグルジア入国日、入国ルート、
グルジア入国後の行動、ロシア占領下地域での行動を細かく訊かれました。
書き留められた情報をトビリシに送られたら、以前からグルジアKGBにマーク
されていた、あの怪しい日本人だと分かってしまうでしょう。
これ以降はグルジアでの行動が面倒になってしまうかも知れません。

トビリシのツィアラおばあちゃんちに帰ったら、おばあちゃんはぼくの無事を
喜んでくれましたが、ニュースを観ながらブツブツ怒っていました。
一昨日だったか、カラレティでオセット民兵グルジア警察官が殺された
ばかりですが、今度はズグディディでグルジア人がロシア兵に殺されたそう
です。全然、落ち着いてないじゃん。

朝日新聞安田純平イラク潜入奴隷料理人労働記について書いています。
これ、おもろい!ふじゅんぺの秘密のイラク潜入記、初公開じゃないかな?
http://www.asahi.com/international/update/0911/TKY200809110046.html