ゴリラ

今日は日本でぼくの著書「ロシア 語られない戦争」が発売されているのではないかと思うのですが、情報孤立状態のナイジェリアではさっぱり分かりません。
ナイジェリア人役員は「昨日、プロバイダと契約したから、今日からインターネットが使える」と、いってましたが、予想通りの大嘘で、そんなそぶりは全くなく、ナイジェリアは昨日同様世界から取り残されています。
インターネットが使えない代わりに、ホテルのロビーのテレビで時々CNNが観られます。それを観てると、アフリカ・コンゴの国立公園でゴリラの一家が殺されたという話題を繰り返し放送していました。イラクアフガニスタンで、猿ではない人間を何十万人も殺し続けている国で、殺されたゴリラ一家にみんなで同情しているのは妙だなあと思いました。それに、コンゴでだって、アフリカ大戦といわれる酷い内戦で猿ではない人間が数百万人が殺されています。CNNの番組では、ナショナル・ジオグラフィックのスタッフが出演して、人間ではない猿の一種ゴリラについて解説していました。そのあとは人間のサッカーの話題でした。