ナザレ

ナザレで教会が爆破。なぜ今、キリスト教会が?と疑問に感じずにいられない。さっきまで、ニュースではハマス代表のモスクワ入りの件で持ちきりだった。プレスやバックパッカーに人気のパームホテルでなく、アルアラブホテルに泊まったのは、ここがパレスチナ人の経営で、もっぱらアラブ人に利用されているからだ。宿泊客やスタッフは、ハマスを招待したロシアを好感を持って受け止めたようだった。ロシアは確かにうまくやったと思う。チェチェンがどこにあるやら、世界のムスリムのほとんどは知らないが、パレスチナエルサレムがどこにあるかは全員が知っている。チェチェンで人口の4分の一にあたる20万人を殺害しても、4000人が殺害されたパレスチナの救済に動くことで、ムスリムのほとんどは水に流すばかりか、お釣りまでくれるだろう。支払い済みの支援金まで取り戻した米国と比べて、パレスチナで、イランで、ロシアは上手に立ち回っている。というより、米国が愚か過ぎるだけなのだが。

それにしても、アルアラブホテルは寂れた。ここにはかつて、ナザレのツアーもあった。今聞いたら、もうやっていないという。