よろずプロパガンダ屋

政府が、政府としての意思を国民に伝える為の広報機関というものは
あってもいいし、必要だ。
ただし、それはジャーナリズムと呼ぶべきものではないし、
そう名乗るべきでも、受け取る側がそう思い込むべきでもない。
しかし、外国政府の宣伝活動を勝手にやる機関は、少なくとも
日本には必要がないのではないか?
(参照→ http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/715.html
記者はこの記事のウラを取ったとでもいうのか。
ロシア秘密警察の公式発表をそのまま流しているだけで、
NHKのニュースとしてはいつものことながら、
誰もこの事実を確認できていない。
NHKは以前にも、ハタブというヨルダン国籍のアラブ人司令官について、
アルカイダからチェチェンに送り込まれた」という嘘を流していた。
NHKがこんなふうにわけの分からない仕事をやって平気でいるのは、
政府の宣伝機関でありながら、その実態を隠し、
視聴者を欺き続けている矛盾に原因がある。
ジャーナリズムの機能を持った組織ではないのに、ジャーナリズムを装おう
とする結果、独立性のなさだけが浮かび上がって、世の中の強いものという
強いものにへりくだり、へつらいつくして、こんな体たらくになる。
担当記者に取材力がないのは神さまの思し召しだから仕方がないが、
取材すらしていないのに知りもしないことを確認された事実であるか
のように書くのは、視聴者を騙すことに他ならず、大罪だ。
少なくとも、ロシア市民ですらまともに信じないこういう記事を
流すのだから、「モスコフスキ・コムソモレツ(ロシア秘密警察マンセー
が売りのロシア大衆紙)」、略して「MK」と名を改めてはどうか?
朝日新聞との泥仕合で政治家の圧力があったのなかったのと
話題になっているが、NHKでニュースを出す際に、政治の圧力と戦った
ことのないまともなジャーナリストが果たして一人でもいるものだろうか?
はっきり申し上げて、今のNHKは日本に必要ない。