ライブドア・ニュース

基本的に、ライブドア堀江社長のような大胆な冒険企業家・野心家が好きだ。
無料プロバイダ事業、LindowsSIPフォン、Skypeなど、新しい
アグレッシブなアイディアで業界を震え上がらせるから、
既得権益を守りたい古い世界の誰かによって、堀江氏は常に敵視され、
攻撃されている。
巷で続く朝日新聞NHK泥仕合には私は白けているが、
ライブドアとフジテレビの一騎打ちには目を離せない。
独自の報道機関を立ち上げるという話を聞いたときはわくわくした。
インターネットはもっとも新しく、もっとも自由なメディアだから、
インターネットを活動舞台とした報道機関には、その独立性において
もっとも大きな可能性があるはずだ。
実は、ライブドア・ニュースにはこちらから連絡を取ったこともある。
しかし、始まったばかりのライブドア・ニュースを見ると
心にちょっとばかり暗雲が立ち込めてくる。
(参照→ http://news.livedoor.com/
たとえば、今日の「主なトピックス」の記事のひとつ
(参照→ http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__991641/detail
「危ない」を「アブない」と書いたり、「超」をつける程度は愛嬌だ
(センスないけど)。
「逮捕状によると」という表現も、稚拙だがガンバレ、といえばいい。
問題は、自分の名前を「記者」と、職名が敬称の意味になるように
表記しているのに、逮捕された容疑者を実名で、かつイヌのように
呼び捨てにしていることだ。
「犯罪容疑者を実名で、呼び捨てにする」というライブドア
報道上の方針があるのかと思ったが、そういうガイドライン
ウェブ上に見つけることはできなかった。
インターネット新聞のJANJANあたりなら、素人の勝手サイトだから
稚拙なのも仕方がないと思うけれど、
(参照→ http://www.janjan.jp/
ライブドアは新たな報道機関を立ち上げたんじゃなかったのか?
新しいことをやろうというのはすばらしいと思うのだが、
彼らが考えている新しい報道というのは、ただの容疑者呼び捨て報道なのか?
だとすると、あまりにも志が低いし、そんな「新しい報道機関」だったら要らない。
いずれにせよ、これだけでライブドア報道に望みなし、としてしまうには
あまりにも早計だし、大きな可能性への期待は捨てたくない。
不安を感じつつも、引き続き注意深く見てゆきたい。