サマワ脱出

ウガリットコーラ、ピューリティコーラ、ヴァニラコーラ…
シリア製の清涼飲料水がいろいろと店頭に溢れている。
毎回違うのを飲んでいる。
2.25リットルで1000ディナールと安い。
戦後イラン製品、シリア製品が多く流入している。

古くて汚いサアドホテルはアラブ式のトイレの天井あたりに
シャワーの出口がついているのだが、
お湯は出る日もあれば出ない日もあるといった具合。
昨日は無理して水を浴びたが、今朝は湯を使えた。
これで20ドルは、やはり高い。
だいたい海外取材が長引くと、現地生活費が安いものだから、
日本にい続けるよりもお金を使わなくて住むのだが、
今のイラクはこの宿泊費のせいで、日本よりも高くついてしまう。

そろそろバグダッドへ向かおう。

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正午までサマワのサイバーカフェで待機し、バグダッドへ移動。
夏になりつつあるサマワを脱出。
というつもりでいたら、バグダッドもここ数日は暑かったそうだ。
途中、延々と米軍の車列を見かけた。
嫌がらせのつもりか、車内の私にわざわざ銃口を突きつけてきたのもいた。

カサブランカホテル105号に、ヤッチ相澤恭行くんがいた。
さっそく部屋をシェア。
週刊朝日からの電話をスラーヤで受けたあと、二人とも腹ペコだったので、
サドゥン通りに食事に出るが、金曜日なので、どこも閉まっている。
話し掛けてきてくれた現地の若者が、お薦めのマタアムへ案内してくれた。
とびきりうまいクズィに舌鼓を打つ。
アル・サフィールホテルのサイバーカフェでメールチェックをしたあと、
相澤くんはサラマッドとの待ち合わせでホテルへ。
私はタラ・ホテルでバグダッドに再潜入したDNA遠藤さん一味と密会。