初チョコ

先日、体調が優れず約束を反古にしたギャルギャルKとデート。
早稲田松竹で掛かっているアダプテーションコンフェッション
という映画を観に行く。

コンフェッションは、人気のオゲレツTV番組のプロデューサーが
実は33人もの暗殺を実行したCIAのヒットマンだった
という実話を基にした作品。
主人公の軽薄なキャラクターが最後まで
ヒットマンという役柄とマッチしないまま、消化不足な感じが残った。
アダプテーションの方は、終わったあと、
制作者に「お前アホやろ」と突っ込みを入れたくなるような、
ヘンな映画だった。
「マルコビッチの穴」の脚本家が自分の脚本の中に入り込んで
右往左往する姿と、彼が映画化しようとしている
「蘭の魅力に取り付かれた男」の話がごちゃごちゃになってゆく。
原作者が自分が書いた「蘭の男」のことを好きになって、
一方脚本家は原作者を想ってマスターベーションにおよび、
しまいに「蘭の男」、原作者、脚本家らは追いつ追われつ、
殺し合いを繰り広げることになる。
よく見たらコンフェッションも同じ脚本家の作品だった。

Kちゃんが観たがる映画だから、ヘンなのは仕方がない。
映画のあと、日暮里のザクロで夕食。
ザクロではベリーダンスをやっていた。
先日、新宿のトルコ料理店でもベリーダンスを観たが、
あちらが太っちょのトルコ人女性が演じていたのに対して、
ザクロでは日本人の若いギャルダンサーだった。
ダンスはそれほどうまくないけど、スタイルがよくて
軽やかな人だったので、前回のように観ていて苦痛ということはなかった。
前回は波打つ脂肪の層を無理やり見せられる感じで、
ほとんど拷問だったからなあ。

バイクでKちゃんを我が邸宅にご案内。
ギャルギャルTYちゃんとギャルギャルSMちゃんと
ギャルギャルKEちゃんがいた。
KEちゃんは仕事で必要なバナナケーキを作ろうと四苦八苦中だった。

Kちゃんは母上と連名でチョコをくれた。
映画館に帽子を忘れてきた。