いいたかないけど

書きたくないし、いい受け止め方をされるとも思わないが、
ちょっとだけ書いておかなくちゃいけないと思う。
ティクリートでの外交官殺害――
それはテロではない。
実行者にどのような背景があるにしても、
それは侵略と占領に対する正当な抵抗だ。
私たちが侵略を支持し、侵略的派兵を決定してしまった以上、
遅かれ早かれ避けられなかった。
一方亡くなったのは一般市民でも一兵卒でもなく、責任を負う立場だ。
我々ジャーナリストもそうだが、別の意味で
死んでも可哀相ではない人たちだ。
侵略に加担してしまった政府には、当然の報いがあり、
この責任は日本政府と外務省が負うべきだ。
同じような事件は今後も続くだろう。
最高責任者たる小泉くんが死んでお詫びしなさい。
私は愛国者だが、愛国者であるがゆえに今回、
日本政府の側にも、名ばかりの平和を訴える市民団体の側にもつかない。
攻撃者の側につく。
自分たちが侵略者だと認めることは実に難しいことだ。
しかし、米国はベトナムアフガニスタンから、
ロシアはアフガニスタンチェチェンから撤退するまで、
未来永劫平和を手にすることはできないだろうし、
日本も侵略加担を断念するまでは安全を保障されないだろう。
米国やロシアに対して求めてきたこの難しい要求を、
他ならぬ祖国に求めなければならなくなったことは、実に実に残念だ。