人生の勝利者

雲仙のホテル東洋館で、コンピューターウィルスの団体さまがやってきた。
私の借りているサーバーは世界最高水準のセキュリティを確保しているし、
パソコンにウィルスバスターソフトも備えているので、
大丈夫だとは思うものの、あちこちから送られてくる
警告メールを見ているうちに不安になる。

かくして夜更かしの結果、朝寝坊する。
午前9時過ぎ、島原市に向かい、10時半頃自宅で母が車を降りる。
私は降りずに、そのまま車を運転して長崎市へ。

N社のK氏に挨拶に行く。
昼食をご一緒し、ご馳走になる。
K氏が、私が取材してきたカフカス地域の事情に非常に詳しいことを知り、
驚いた。

続いて長崎新聞社に挨拶へ。
その後、NCCのKくんと茶を飲んで話をする。
彼もまた、5年経つというのにまるで変わっていない。

さらに一件、用事を済まして、長崎新聞の同期N記者と
待ち合わせの場所に向かう。

途中歩きながら、Yちゃんに電話してみる。
彼女は単にギャルギャルであるというにとどまらず、
ある素晴らしい才能があって、当時私は彼女が成功するよう応援していた。
ここにはどこまで書いていいものやら分からない。
長崎を去ってしばらく、連絡がついていたが、
そのうちにいつ電話しても留守電になってしまった。
今日突然メールをもらって、彼女がとっくに
携帯電話を換えていたことを知った。
私は誰の留守電にメッセージを入れていたんだろう?
電話で話す声はぜんぜん変わらない。

長崎新聞N記者とは先日も会ったのだが、
このときは細君のY記者には会えなかった。
今日は初めて二人同時に会って、1年少し前に
二人が本当に結婚したということを確認する。
仲がいいのは知っていたが、よもやそんなことになろうとは…
N、よくがんばったなあ、と思う。
5年前、「ぼくはカウンター越しでないと女性と話ができない」などと
自信なさげに告白していた彼が、今は実に堂々として
自信と威厳に満ちている。
先日はKTNテレビ長崎のH記者の恋愛相談に乗ってあげていたほどだ。

対する私は、フラれ続けの辛く悲しい人生で、
いったいどうすれば一発逆転ギャルギャルモテモテ人生が
実現できることであろう?
人生の師匠たるNよ、教えておくれ。

Nは自宅に泊まれと勧めてくれたが午前2時、島原市の自宅へ帰る。