ベリーダンス月

学業に忙しいアイヌ語のギャル師匠を無理矢理誘って、
高田馬場のアフリカ料理店「クスクス」へ。
師匠は実は辛いものが苦手だったと見えて、
チュニジア風クスクスに閉口しておられた。
数年前、SYとここへ来たとき、たまたまベリーダンスのアトラクションを
見ることになったが、今日もまた奇遇にも、
団体客の要望でベリーダンスのショーがあった。
先日から、日暮里のイラン料理店「ザクロ」で
二回もベリーダンスを見ているから、このラマダンが始まってから三回目となる。
なぜこうもベリーダンスづいているのだろう?
今日のダンサーは、前回のザクロの方と同一人物に見えた。
見事なダンスだった。

チェチェンの友人たちの安否はいつも、知ろうとしても知り得ず、
大きな戦いで死者が出たという情報が入る度に、
どうしようもなく気分が落ち込んでしまう。
それが、今日は嬉しいニュースが届いて、元気が出てきた。
マスハドフ大統領が首都グロズヌィを視察した際に、
戦功のあった指揮官を表彰したというのだが、その名に見覚えがあったのだ。
アブハジアで私と共に野営し、飢え、武器を担ぎ、ヘリの空爆に耐えた仲間。
ああ、生きていたんだ。
戦い続けていたんだ。
最近の嫌なことを一度に全部忘れてしまった気がした。