へんな国

普段テレビを見ないのだけれど、今朝は久し振りにCNNのニュースを友人と見た。
ブッシュ大統領が、サダム・フセイン大統領の暗殺を容認すると
発言したことについて、次々と“識者”が現れて、支持を表明していた。
国際法違反を繰り返し、安全に対する脅威を与える国家の指導者は
取り除かれるべき」なのだそうだ。
だとすると、歴代の米国の大統領は一人残らず、
暗殺されるのが正しいということになるじゃん。
北朝鮮をおかしな国だと騒いでいる人たちは、
きっと灯台もと暗しくんか、木を見て森を見ずおくんだ。
もっとすごい国がそこにある。
昔、ナチスの台頭の歴史を学んだとき、普通の人たちがどんどん、
異常な社会に慣らされてゆき、協力していった過程を、
不可思議で不気味だと思ったけれど、
今、まさに同じ現象を目の当たりにしている。
生きてきてよかったなあ。
私は親米の人なのだが、この思いは片思いらしく、
米国のメディアなどの定義では、私のような人間は「敵」にあたるらしい。
期待に応えて「敵」とならねばいけないのだろうか。
イヤだなあ。