モテモテままラディン

東長崎機関エージェントの村上和巳を私はままラディンと呼んでる。
なんでままかというと、３年前、私が東長崎に引っ越してきて、
まだ泊まるアパートもなかったときに、一ヶ月間も私を自宅に住まわせてくれて、
養ってくれた育ての親だからだ。
で、なんでラディンかというと、彼は自称ラドバン
（ボスニア・スルプスカ共和国の独裁者カラジッチの名）を名乗っているのだが、
アタマの“ラド”を私が訛らせただけだ。
今日、SYがOKさんとチュニジア料理を食べに行くといったので、
羨ましがっていたら、「誰かつれてきて」というものだから、
いきなり呼んだのだった。
ままラディンはSYとOKさんになんだかモテモテになっていた。
特になにやら傷心のOKさんは、一見ままに興味津々にも見えたが、
あれがジェスチュアでなく、本気ならいいなあ。
ままは私のお世話ばっかりしてくれているが、
全然彼がいい思いをしたところを見ていないので、
この際ぜひ幸せになって欲しい。