危険な思い込み

富山のコーラン破棄事件に関して、一紙だけが
破棄されたのはコーランだけでなく、
ハディースもあったことを書いていた。
また、これらは日本語訳や注釈書ではなく、
アラビア語ウルドゥー語の対訳版であったそうだ。
礼拝所からコーランハディースを盗み出したのは、
アラビア語ウルドゥー語の背表紙を見て、
それが何の本であるかを見分けられる者、
さらにコーランだけでなく、ハディースもまた
聖典であることを知っている者ではないか。
ある程度イスラムや言語に関して知識があるということだ。
事件発生からこっち、浜中先生の「イスラムHP」の掲示板に
誹謗・中傷の書き込みが殺到しているが、
これらをみると日本人が単に知的水準が低いというにとどまらず、
いかにイスラムに関して無知蒙昧であるかが分かる。
事件を起こしたのは、本当にヤクザや右翼団体なのか?
彼らにそんなアタマがあるだろうか?
ここで不用意に騒ぐのは危ない気がしてきた。