収録

今日、テレビ東京で収録があった。
すっかり髭を剃ってプリティに戻って
ブラウン管に出るつもりでいたら、
ディレクターから
「髭はそのままにしてくださいね」
と念を押された。
“現場からそのままやってきた”、
というイメージが欲しいらしい。
しかしそれでは、私の可愛らしさを
十分に伝えることができないため、
剃ってしまおうと決める。
が、決心がつかないので
ふじゅんこやもろままに
相談に乗っていただきました。
結局、ひげ面で出演しました。

共演した千田善氏は実にまともな方だと思いました。
話がばっちり合いました。
よく勉強していらっしゃる。
それに対して野村総合研究所
森本敏氏はとんちんかんなコメントに終始していました。

チェチェン人は40年前に強制移住させられたことで
心底ロシア人を怨んでいますから・・・・」
「ロシアはチェチェン国内の20万人の
ロシア人の権利を守るために侵攻した・・・・」

カレンゲリラと共に戦って亡くなった
西川孝純氏が生前のVTR内で
「巨大な暴力に対抗するには現実的には結局暴力しかない。
話し合いでどう解決せよというのか」
と語る場面のあとで、
「そういう言葉を聞くと空しくなりますね。
紛争になる前にやはり話し合いで解決しないと」
と一言コメント。
場が一気に白けた。

北朝鮮の飢餓難民受け入れ問題が今後、
国際政治を動かしかねないという話題になると、
「基本的には本来は自分の国が
ナントカしないといけないので」
もちろん、それができりゃあ世界から
難民問題はなくなるのだ。

極めつけは自作の北朝鮮有事シミュレーション。
北朝鮮軍は韓国・アメリカ連合軍をおしまくり、
ついに韓国は日本に前線基地移転を要求する・・・
そして一言、
「やはり有事立法が肝心」

収録後、森本氏が
「今のロシアには96年のレベジのような
この戦争をおさめられる役者がいない」
というので、
「ベレゾフスキーの動きは何を狙っているのでしょうか?」
と聞いたところ、ベレゾフスキーの名も知らないようだった。